和歌山県田辺市には、紀伊半島南東部、熊野灘、枯木灘に面した地域を拠点とした熊野水軍にまつわるスポットが多数現存しています。

源平合戦最後の戦となる壇ノ浦の戦いにおける勝敗に多大な影響を与えたと言われる出来事の舞台となった鬪雞神社(とうけいじんじゃ)からスタートして、熊野水軍伝説の一旦を垣間見ることができる三段壁洞窟までを巡る歴史散策コースをご紹介します。

田辺市歴史散策のモデルコース

JR西日本・紀伊田辺駅から徒歩5分、紀勢道南紀田辺ICから車で約5分の場所にある『田辺市街なかポケットパーク』は、世界遺産である熊野古道や鬪雞神社等の案内をはじめ、市街地の魅力を紹介した展示を行っています。

この記事では、そんな田辺市街なかポケットパークを起点にして、田辺市内に点在する源平合戦ゆかりの名所を巡る歴史散策のモデルコースをご紹介します。

田辺市街なかポケットパーク

和歌山観光スポット1

田辺市街なかポケットパーク(所要時間10分)

田辺市街なかポケットパークは、田辺市観光に役に立つ様々な情報を得る事ができる観光案内所です。

木造平屋建ての建物内には熊野古道や周辺の観光情報などを紹介する様々なパンフレットがずらりと並んでいます。また、パネルなどが展示されたインフォメーションコーナーのほか、休憩室、トイレが設置されています。

事前に予約しておけば、田辺観光ボランティアガイドの会のスタッフの方による街歩きガイドを頼むことも可能です。

街の中をサイクリングしたい!という方には、1日500円でレンタルできる電動自転車がおすすめです。

田辺市街なかポケットパークの基本情報

  • 住所:和歌山県田辺市湊27-27-37
  • 電話番号:0739-33-9030
  • 休業日:無休
  • 営業時間:9:00~17:00
  • ホームページ

車でお越しの方に!

田辺市街なかポケットパークの向かいに1時間100円のコインパーキングがあります。ここに車を停めて、街歩きを楽しむのがおススメです。

移動時間・徒歩2分

鬪雞神社

和歌山観光スポット2

鬪雞神社(所要時間約30分)

鬪雞神社は、2016年10月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されたこともあり、日本国内のみならず、世界中からたくさんの観光客が参拝に訪れるそうです。

平家物語や源平盛衰記によると、元暦元(1184)年源平合戦の時、熊野水軍が紅白の鶏合せにより源氏に味方をした故事により、合権現の呼称が生れ、明治維新まで新熊野合権現と称し、後、鬪鶏神社と改称されたそうで、地元では「権現さん」と呼ばれ、御祭神の中には熊野三山(熊野本宮、熊野那智、熊野速玉大社)も勧請されています。

名の由来は平家物語壇ノ浦合戦の故事によるもので、源氏と平氏の双方より熊野水軍の援軍を要請された武蔵坊弁慶の父であると伝えられる熊野別当湛増(たんぞう)が、どちらに味方をするかの神意を確認するため、神社本殿の前で赤を平氏、白を源氏に見立てた紅白7羽の鶏を闘わせたことによる。境内の一角にはその様子を再現した湛増と弁慶像がある。

和歌山県公式観光サイトより

境内には、市天然記念物に指定されている樹齢1,200年の大楠をはじめたくさんの大木があり、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。

おススメプチ情報:鶏みくじ

鬪雞神社には、20種類以上のおみくじがあります。

見た事がないようなユニークなものも多く、「どれを引こうかな?」と迷うぐらいですが、いちばんおすすめなのは「鶏みくじ」です。

初穂料300円で、おみくじのほかにかわいい鶏の置物がついてくるので、お得感もあります。

旅の思い出にひとつ引いてみてはいかがでしょうか。

鬪雞神社の基本情報

  • 住所:和歌山県田辺市東陽1-1
  • 電話番号:0739-22-0155
  • 休業日:無休
  • 参拝料:無料
  • ホームページ

移動時間 約10分(徒歩)

鈴屋菓子店

和歌山観光スポット3

鈴屋菓子店(所要時間15分)

鈴屋菓子店は、大正13年(1924)創業の和菓子店で、地元はもちろんのこと全国的にもその名を知られた有名店です。

この鈴屋菓子店で約50年前から看板商品となっているのが、デラックスケーキ。(3個入り756円~)
特殊製法のカステラに、鈴屋オリジナルのジャムをサンドして、ホワイトチョコで全体を包んだというデラックスケーキは手に取るとずっしりとした重みがあります。 
初めて食べるのに、懐かしいような味わいで、紅茶にも緑茶にもコーヒーにも合う不思議なお菓子です。

【注意】お支払いは現金のみです!

おススメプチ情報:デラックスケーキのはしっ子がお得!

デラックスケーキは、通販でお取り寄せできますが、店頭では「デラックスケーキのはしっ子」という商品が販売されています。

通常1個250円ほどするデラックスケーキの切れ端が約2.5個分入っていて、お値段は378円とお得な商品です。

店頭では地元の方が次々にやって来ては、複数まとめ買いをされていました。

鈴屋に行ったら是非購入してみて下さい!

移動時間 約10分(徒歩)

蟻通神社

和歌山観光スポット4

蟻通神社(所要時間10分)

田辺市の古い街並みを楽しみながら街歩きしていると、地元では「御霊さん」と呼ばれ親しまれている知恵の神様が祭られている蟻通神社(ありとおしじんじゃ)が見えてきます。

境内には安政の大火の時に水を噴いて町を守ったという伝説が残る楠をはじめ、イチョウやエノキなどの大木があり、地元の人々の信仰と安らぎの場となっています。

おススメプチ情報:月替わりの御朱印がかわいい!

通常の御朱印の他、月替わりの御朱印が販売されていました。

5月はこいのぼりと菖蒲がデザインされたかわいい御朱印でした。

訪れた時期によって異なるデザインの御朱印がもらえるのは、なんだか楽しいですね!

蟻通神社の基本情報

  • 住所:和歌山県田辺市湊本通り
  • 電話番号: 0739-24-5072
  • ホームページ
  • 和歌山観光スポット1

移動時間 約5分(徒歩)

たな梅(かまぼこ通り)

和歌山観光スポット5

かまぼこ通りのたな梅(所要時間15分)

福路町エリアには、通称「かまぼこ通り」と呼ばれる通りがあります。その名の通り、道の両側に数件の蒲鉾屋さんが並んでおり、その古い町並みからはこの街の歴史をリアルに感じ取ることができます。

そんなかまぼこ通りにある「たな梅」は、江戸時代から続くかまぼこ屋さん。

名物は、伝統の蒲鉾づくりの技法を生かした焼き抜き蒲鉾である「なんば焼」と、やわらかく茹でたごぼうを魚皮で巻き、表面を焼いて秘伝のタレで漬け込んだ「ごぼう巻き」。

クラシカルなラッピングもとても素敵です!

店頭で購入した場合は、保冷剤や保冷バッグもセットで購入できるので1~2時間程度の持ち歩きであれば持ち帰りも大丈夫ですが、長時間かかる場合は、クール宅急便で送るか、後日通販で購入するのがおススメ。

通販もあります!

たな梅の基本情報

  • 住所:和歌山県田辺市福路町39
  • 電話番号: 0739-22-5204
  • ホームページ

移動時間 約5分(徒歩)

めはり本舗 三軒茶屋

和歌山観光スポット6

めはり本舗 三軒茶屋(所要時間60分)

握り飯を、浅漬けの高菜の葉で包んだ「めはりすし」は、紀州・熊野地方に伝わる郷土料理です。「目を見張るほど大きな口を開けて食べる」、「目を見張るほどおいしい」ということから「めはりずし」と呼ばれるようになったそうです。

めはり本舗・三軒茶屋は、そんなめはりすしやお蕎麦が食べられる定食屋です。

ノーマルなめはりすしは、1個275円からオーダー可能。
店主おすすめの「めはり天(1本1,210円)」は、海老天を巻いた天むすのようなめはりすしで、一口食べれば本当に目を見張るほどのおいしさでした!
また、「いそま丼(1,100円)」は、ご飯の上にたっぷりと乗った新鮮なしらすと、甘口の海苔が絶妙にマッチしてお箸が止まらない。

おススメプチ情報:宝来寿司のひとはめ寿司も人気!

田辺市街なかポケットパークのガイドさんからお勧めしていただいたのは、宝来寿司のひとはめ寿司。

ひとはめ寿司は、宝来寿司オリジナルのお寿司。

紀伊水道で獲れた新鮮なサバと、梅酢に漬けた自家栽培の赤しそを酢飯に入れて型で押し、田辺湾で採れたヒトハメというわかめのような海藻で包んだ巻きずしです。

田辺を訪れた際には、是非食べてみて下さい。

宝来寿司

移動時間 約5分(車)

扇ヶ浜公園

和歌山観光スポット7

扇ヶ浜公園(所要時間30分)

扇が浜公園は、扇を広げたような形状で砂浜が約1kmに渡って続いている海岸沿いの公園です。

白い浜辺が美しい扇ヶ浜は、夕日の名所としても有名で『平家物語』には、文治元年(1185)に湛増が「熊野水軍200余艘、2000余人を率いて源氏方として壇ノ浦へ向けて扇ヶ浜から出陣」と記されており、一角には「熊野水軍出陣之地」と彫られた石碑も立っています。

ビーチに隣接する公園内には、無料で使えるバスケットコートやスケートボードパークなどがあり、近隣エリアの学生に人気にスポットとなっています。

また、夏場は海水浴場として人気が高く、多くの海水浴客で賑わいます。

JR紀伊田辺駅から徒歩約10分、南紀田辺ICから車で約10分とアクセスも良く、すぐ近くには400台収容の有料駐車場があります。(30分無料で駐車可能)

扇が浜公園の基本情報

  • 住所:和歌山県田辺市扇ヶ浜2
  • 電話番号: 0739-26-9929
  • ホームページ

移動時間 約30分(車)

とれとれ市場南紀白浜

和歌山観光スポット8

とれとれ市場南紀白浜(所要時間60分)

とれとれ市場南紀白浜は、漁業協同組合が運営する和歌山県白浜町の海鮮マーケットです。西日本最大級となる約15000坪の広さを誇り、地元で採れた新鮮な海産物や和歌山の果物をはじめとする名産品がずらりと並び、見て回るだけでも楽しめます。

また、新鮮な魚介類を使用した丼や、麺類・お造り・惣菜・お寿司・海鮮焼など味わうことができるとれとれ横丁をはじめ、カフェやレストラン、アウトドアBBQなどここでしか味わえないお食事も人気です。

釣り放題で、しかも釣った魚は全てお持ち帰りOKの釣り堀では、ブリ・タイ・シマアジなどの大物も狙えます。

散々遊んで疲れた後は、西日本最大級の日帰り温泉・とれとれの湯でゆっくり癒されるのもおススメ。

とれとれ市場南紀白浜の基本情報

  • 住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521
  • 電話番号:0739-42-1010
  • 営業時間:午前8時30分~午後6時30分(お食事はPM5時30分頃オーダーストップ)
  • 定休日:-
  • 駐車場:無料(自家用車777台収容可)
  • ホームページ

おススメプチ情報:パッケージが超キュートな白浜プリンもおススメ!

地元・串本町のおわし牧場で生産された新鮮な牛乳を使って作られた白浜プリンは、1個380円(税込)から。

別添のカラメルソースをかけて食べるプレーンプリンのほか、梅やミカン、チョコレートなど味のバリエーションも豊富。

牛乳パックを模した白浜プリン箱(50円・税込)には、4個のプリンを入れて持ち帰る事ができます。

和歌山観光スポット1

移動時間 約10分(車)

福菱/Kagerou Café/かげろうカフェ

和歌山観光スポット9

福菱/Kagerou Café/かげろうカフェ(所要時間40分)

和歌山を代表する銘菓「かげろう」。

柔らかくふわっと焼き上げた生地は口の中に入れた瞬間、優しい甘さのクリームと共に消えていく食感で、老若男女問わず幅広い人気を集めるお菓子です。

そんなかげろうの生バージョンが全国で唯一食べられるのが、かげろうカフェです。プレーン(1本120円)の他、カフェオレや抹茶、いちごなど全部で6種類。

海を眺める事ができるテラス席に座り、地元の果物を使ったフルーツジュースと生かげろうでゆっくりしてみませんか?

おススメプチ情報:おみやげにはかげろうがおススメ!

カフェに隣接した店舗では、かげろうをはじめ色々なお菓子が販売されています。

和歌山のお土産として人気のかげろうは、10個入り1,200円~。

お配り用には2個入りボックスが4個セット(1,200円)がおススメ!

https://shop.fukubishi.co.jp/

三段壁洞窟

移動時間 約15分(車)

和歌山観光スポット10

三段壁洞窟(所要時間60分)

三段壁洞窟は、南紀白浜にある名勝で、海に面した高さ約60mの断崖が南北約2kmに渡って続いています。

エントランスでチケットを購入したら、エレベーターで地下36mにある洞窟まで一気に降りて行きます。

三段壁洞窟の由来

三段壁には、古くは平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説の洞窟があります。

洞窟内には青銅でできた日本一大きい辯才天が鎮座しており、約200mに及ぶ洞窟内通路には資料に基づいて再現された番所小屋ばどがあり、波が打ち寄せてかえる臨場感あふれる洞窟が鑑賞できます。

三段壁洞窟の基本情報

  • 住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1279−3
  • 電話番号:0739-42-4495
  • 営業時間:午前8時~午後5時(最終入場 :午後4時50分)
  • 定休日:年中無休(12月中旬に洞内点検のため臨時休館する場合があります。)
  • 駐車場:無料
  • 入場料:大人(中学生以上) 1,300円、小人(小学生) 650円、小学生未満 無料
  • ホームページ

いかがでしたか?

モデルコースでは、日帰りで楽しめるプランをご紹介しましたが、エリア内にはほかにも観光名所がたくさんあります。

見どころ満載の和歌山県田辺市~西牟婁(にしむろ)エリアを巡るには、車が最適です。レンタカーで名所を巡るのもおススメです!