密厳院は、高野山に伝わる「苅萱と石童丸」の親子の悲話で知られる苅萱堂の本院です。
苅萱父子は、女人禁制の掟のもと母を山麓に残し、親子で名乗り合うことなく40年間修行を続けました。この悲劇的な物語は、父を探して高野山に登った石童丸と、それを待ちきれず亡くなった母の姿を今に伝え、多くの人々の涙を誘っています。
現在、親子地蔵尊として親しまれ、多くの参拝者に高い敬仰を集めています。

ぐるりん関西より引用
所在地〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山478
TEL0736-56-2202
営業時間
アクセス和歌山ICから約1時間
駐車場
ホームページhttps://koyasanmitsugoninn.wixsite.com/website

苅萱堂(かるかやどう)

萱堂、石童丸の物語で知られる苅萱堂は、本院である密厳院所属のお堂となっております。

高野山の苅萱堂は、父苅萱道心、母千里姫、息子石童丸の悲劇的な親子の物語を絵で紹介する堂です。堂内には「厄除親子地蔵尊」が祀られ、道心と石童丸が共に彫ったと伝えられています。
この物語では、女人禁制の高野山を前に母と別れた石童丸が、修行中の父に嘘の死を告げられた後、出家して実の父と知らず厳しい修行を積みます。高野聖によって全国に語り継がれ、家族の絆と仏門の厳しさを象徴しています。