櫻池院と成慶院は、高野山にある寺院で、櫻池院の敷地内に成慶院が隣接しているため、櫻池院・成慶院と並べて表記されています。
成慶院は、戦国武将の武田信玄の菩提寺で、武田信玄と宿坊契約を結んだことにより、高野山における武田家の菩提寺となりました。本堂には信玄公のお位牌が祀られており、武田信玄や武田一族のお墓を管理しています。また、武田信玄公寿像や武田二十四将図など、武田家ゆかりの品を多数蔵しています。
明治時代から櫻池院が成慶院を管理しており、現在は櫻池院の管理下となっています。

「和空」修行と宿坊のポータルサイトより引用
所在地〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山293
TEL0736-56-2003
営業時間
アクセス和歌山ICから約1時間
駐車場
ホームページhttps://yochiin.com/

櫻池院

平安時代末期の1127年に白河天皇の第四皇子・覚法親王によって創建され、当初は光恩寺養智院と呼ばれていました。その後、1258年に後嵯峨天皇が訪れた際、庭園に咲き誇る桜が池に映り、美しい情景に感動したことから「櫻池院」と改名されたと伝えられます。本尊は阿弥陀如来で、寺には十一面観音や不動明王、秘仏の毘沙門天も祀られています。また、櫻池院の庭園や池は、歴史ある寺名の由来を物語る名勝として知られています。

成慶院

戦国時代の武将・武田信玄の菩提寺として知られています。信玄は生前、高野山を訪れたことはありませんが、死後、息子の勝頼によって位牌と肖像画が納められました。本堂には信玄公の位牌が祀られ、奥の院櫻池院墓所には信玄公および武田一族の墓が守られています。また、成慶院は武田家にまつわる文化財を所蔵しており、歴史的価値の高い寺院です。現在、成慶院は櫻池院に隣接しており、宿坊としても利用されています。訪れる人々は、武田信玄ゆかりの品々を通じて、戦国時代の歴史と文化に触れることができます。