白河天皇の第四皇子覚法親王の開基で(約900年前)以来27代にわたり法親王方が参籠されています。それによって「高野御室」と称され、非常に由緒ある名刹です。境内には、本堂、多宝塔、経蔵、鐘楼が整備されていて本尊は快慶作の阿弥陀如来及び脇侍立像。仏光座を完備した快慶作中でも最善美の来迎の阿弥陀三尊で、国の重要文化財に指定されています。
所在地 | 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山649 |
TEL | 0736-56-2037 |
営業時間 | |
アクセス | 和歌山ICから約1時間10分 |
駐車場 | |
ホームページ |
重要文化財の阿弥陀三尊・登録記念物の庭園
高野山でも最も北側に位置し、表通りから100メートル以上奥まった所にあり、まわりを緑の杉の大木に囲まれているので、非常に静かです。当院の三箇所の庭園の内2か所は重森三玲作で1個所は国の登録記念物に指定されています。
本尊は、快慶作三尊阿弥陀如来木像で、白河上皇御念持仏と伝えられています。
仏 光 座を完備した快慶作中でも最善美の来迎の阿弥陀三尊で、国の重要文化財に指定されており、
境内には、本堂、多宝塔、経蔵、鐘楼が整備されています。
三条天皇第四皇子御室性信親王が参籠し、開基は白河上皇第四皇子の高野御室(おむろ)覺法法親王。
以来「光台院御室」と呼ばれ、覚性、守覚、道助、道深、静覚各親王の御参籠が多くあり、また後白河、後鳥羽、後嵯峨、後宇多上皇などの御幸にはその宿院とされました。
昭和を代表する作庭家 重森三玲が1963年に設計した「光臺院書院庭園」は、
池泉を中央に配置し、背後に高野山を囲む峰をイメージした築山を設けるなど奥行きの深い空間で知られ、平成29年(2017年)に国の登録記念物に指定されました。
織田信長の嫡孫中納言秀信卿の五輪塔碑をはじめ、金剛峯寺で自刃した豊臣秀次公の宝篋印塔、合併寺院峻徳院の壇主である彦根城主井伊靭負佐直滋朝臣の五輪塔碑があります。
境内には、道助法親王の菩提のために建立した多宝塔、光臺院御所桜句碑、五十嵐播水句碑もあります。