金剛峯寺をはじめ、高野山に伝えられている貴重な仏画・仏像などの文化遺産を保護管理し、一般にも公開する目的で大正10年(1921年)に開設された博物館相当の施設です。
建物は宇治平等院を模して建造され、高野山でも数少ない大正建築として登録指定文化財に指定されています。
所在地 | 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山306 |
TEL | 0736-56-2254 |
営業時間 | 8時30分~17時30分 |
アクセス | 和歌山ICから約1時間 |
駐車場 | |
ホームページ | http://www.reihokan.or.jp/ |
高野山霊宝館
開創以来、幾たびかの自然災害や明治初期の廃仏毀釈などで多くの文化財が失われましたが、なおも117ヶ寺が残る高野山は「文化財の宝庫」「宗教芸術の殿堂」と称されています。2004年にはユネスコ世界文化遺産に登録され、国際的な評価も得ました。1961年に大宝蔵が設けられ、1984年と2003年にも収蔵庫が増築されました。
高野山霊宝館は、高野山の貴重な文化財を保存・公開するために大正10年(1921年)に設立、昭和36年(1961年)には大宝蔵と呼ばれる収蔵庫が増設され、本館は平成10年(1998年)に登録有形文化財に指定されています。現在、国宝21件、重要文化財148件など約2万8千点の資料が収蔵され、未指定品を含めると5万点以上にのぼります。霊宝館では、夏期特別展をはじめ、企画展や常設展示を通してこれらの貴重な文化財を公開しています。
四季折々に展示内容が変わるため、何度訪れても新しい発見が楽しめます。特に有名なのは、国宝の「八大童子像」や「五大明王像」で、精巧な技術と迫力ある表現が見どころです。