和歌山県指定の天然記念物[滝の拝]に隣接する道の駅。
滝の拝周辺の観光情報などを展示する情報コーナー、古座川町の特産品・工芸品を販売する物産販売スペース、屋外休憩スペース(東屋)があります。

所在地〒649-4216 和歌山県東牟婁郡古座川町小川774−1
TEL0735-79-0129
営業時間物産コーナー 11時~15時 情報コーナー 8時30分~17時15分
定休日:物産コーナー 平日 情報コーナー 土日祝 
アクセス和歌山ICから約2時間15分
駐車場あり
ホームページhttps://www.michi-no-eki.jp/stations/view/731

和歌山県指定の天然記念物「滝の拝」

クレーターのような氷河のような川床は全てが岩で、このような岩底や河岸の岩石上にできる円形の穴をポットホール、甌穴(おうけつ)と呼ばれていますが、水が渦巻き状に流れて石や砂がくるくると回り、岩盤を丸く浸食していく自然現象で出来たもの。
滝の拝の川床の岩盤には円形、船底型、溝形、壷型など様々な穴があいていて、ひとつひとつの穴の形が違います。
その中央に滝ノ拝の滝があり、水路状の壁面の瀞が下流へ続いています。

夏には滝壷に鮎が密集し、それを素針にかけるトントン釣りは夏の風物詩となっています。
また毎年7月には滝の岸壁に無数のボウズハゼやヨシノボリがよじ登っているのを見かけることがあります。

民話「瀧之拝太郎」

昔、滝の拝に瀧之拝太郎という侍が住んでいました。太郎は神様に願掛けして刀で岩に穴を掘っていましたが、999個の穴を掘ったとき誤って刀を滝に落としてしまいました。太郎は刀を探しに滝壺に飛び込み、7日経っても帰りませんでした。家族も村人も太郎は死んだものだと、7日法要を営む最中に太郎がひょっこり姿を現しました。

太郎が語るところによれば、滝壺には宮殿があり、そこに住む滝の主の姫から歓待を受けたというのです。太郎が家に帰ろうとすると姫は、落とした刀と丸い石を土産に持たせてくれました。それから以後、滝壺で雷のようにゴロゴロとなっていた音は止んだということです。

滝の拝には、滝の主を祀った金比羅神社があり、境内には太郎が持ち帰った丸石が置かれています。