和歌山県有田川町の山中に位置する美しい滝です。名前の由来は、かつてこの地に住んでいた老婆が滝で行水をしていたという伝説からきています。滝の高さは約15メートルで、周囲の自然と調和した静寂で美しい風景が特徴です。
周辺にはハイキングコースや自然散策路も整備されているため、観光やアウトドアを楽しむ人々にとって魅力的なスポットとなっています。四季折々の景色が楽しめる場所で、特に秋には紅葉と滝の美しいコントラストが見どころです。
所在地 | 〒643-0848 和歌山県有田郡有田川町田角 |
TEL | |
営業時間 | 24時間(常時見学可能ですが、日中の見学が推奨されます) |
アクセス | 阪和自動車道 有田IC下車 阪和自動車道高架下を北進 有田川を渡り信号を右折 国道480号を経由し田殿橋北詰めを左折 県道海南・吉備線から山間部へ車で約20分 ※鷲ヶ峰コスモスパークから車で5分ぐらいの場所です |
駐車場 | 駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください。 |
ホームページ | 有田市役所観光課公式HP |
姥ケ滝伝説
その昔、この滝のすぐそばに1人の老婆が住んでいました。
ある年、検地の役人がやってきてその姥に「ここから上に田はないか」とたずねたところ、姥はきっぱりと「ありません」と答えたのでした。
本当はその上流には、在所の人々が重い年貢から逃れるための隠し田が広がっていたのです。
この姥の一言で田は役人に見つけられずに済み、人々は生きながらえることができたのでした。
しかし数年後、再び検地の役人がやってきて、滝つぼで一息ついていると、滝の上流からひとすじのわらが流れ落ちてきました。
それを、めざとく見つけた役人は上流に田があることに気づき、姥を責め、怒りのあまり首をはねてしまったのでした。
滝の近くにはこの老婆の霊を祀るため里人が建てたと言われる祠があり、また 姥ケ滝の名も、この伝説によるものとされています。
有田川町のホームページより引用