高野山の大門(だいもん)は、高野山の西側に位置する巨大な門で、高野山への玄関口としての役割を果たしています。この門は、参拝者にとって高野山巡礼の始まりを象徴する重要な場所です。現在の大門は、1705年に再建されたもので、堂々たる姿と美しい木造建築が特徴です。高さは約25メートルあり、その大きさと威厳に圧倒されます。

所在地〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山
TEL0736-56-2011
営業時間
アクセス和歌山ICから約1時間
駐車場無料駐車場あり
・お助け地蔵前駐車場:32台(大門まで徒歩約4分)
・大門南駐車場:200台(大門まで徒歩約7分)
ホームページhttps://www.koyasan.or.jp/

大門

高野山の大門(だいもん)は、高野山の西側に位置する巨大な門で、高野山への玄関口としての役割を果たしています。

この門は、参拝者にとって高野山巡礼の始まりを象徴する重要な場所です。
創建年は不明で諸説ありますが、山火事や落雷などで焼失したことから、過去四度再建されています。現在見ることのできる大門は、宝永2(1705)年再建されたもので、堂々たる姿と美しい木造建築が特徴です。高さは約25メートルあり、その大きさと威厳に圧倒されます。

大門の一番の見どころは国内で二番目に大きいという金剛力士像(仁王像)。
大門の左右には、仏教の守護神である金剛力士像が安置されています。これらの像は阿吽(あうん)の形で配置され、片方は口を開けた「阿形(あぎょう)」、もう片方は口を閉じた「吽形(うんぎょう)」の姿をしています。阿形像と吽形像は、4人の仏師(康意、運長、康敬、康伝)によって作られたとされています。阿吽の二像は、仏教における宇宙の始まりと終わりを象徴し、参拝者を守護するとされています。

また、大門の周辺は自然豊かな場所で、四季折々の風景が楽しめます。特に春の桜や秋の紅葉は見事で、多くの観光客が訪れます。横手には大きな鳥居が目印の弁天岳登山口があり、頂上には弘法大師が勧請された嶽弁才天が祀られている「嶽弁才天社」という小さな神社があります。
大門からは、高野山の壮大な景色を一望でき、ここから見る山々の景色は、心を落ち着けるとともに、これからの巡礼に対する敬虔な気持ちを引き起こします。

大門は、高野山への入り口としてだけでなく、歴史と文化が詰まった重要な建築物であり、その壮麗さと精神的な意味合いから、訪れる人々に深い感銘を与える場所です。高野山を訪れる際には、まずこの大門を通って、その歴史と風格を感じることをお勧めします。

門前には展望台が設置されており、ここからの展望は絶景です。
この展望台から見える美しい夕日は、「和歌山県朝日夕陽百選」や「日本夕陽100選」に指定されています。

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