亀池を中心とする周囲約4kmの自然豊かな公園。
亀池は江戸時代、紀州流土木工法の祖といわれた井澤惣兵衛為永(海南市出身)によって作られた県下最大級の灌漑用池。
池の中島には昭和42年(1967年)に移築された紀州徳川家の別邸「双青閣」が建てられています。
池の周辺の遊歩道沿いには約2000本の桜が植えられており、県下有数の花見の名所として有名。春には多くの花見客で賑わいます。

所在地〒642-0024 和歌山県海南市阪井452
TEL073-483-8461(海南市産業振興課)
営業時間
アクセス和歌山ICから約15分
駐車場あり
ホームページhttps://www.city.kainan.lg.jp/kanko/midokoro/kouenn/kameike.html

亀池公園

亀池は江戸時代(1710)溝ノ口村(現在の海南市野上新)出身の井沢弥惣兵衛によって灌漑用池として造られた県下最大級の池です。

満水面積約13万平方メートル、貯水量約54万立方メートル、堤の長さ98メートル、高さ16メートル、周囲約4キロメートルもあるこの池を、延べ55,000人で、約3ヶ月の短期間に完成させています。

当時、この池のおかげで、付近の十か村(約300ヘクタール)の田畑がうるおい、米1,300キロリットル(約7,000人分)ができるようになりました。

池の中島には、紀州徳川家の別邸・双青閣が昭和43年に移築され多目的広場も整備されました。池の周りの4キロメートルの遊歩道を散策しながらのんびり自然が味わえます。約2,000本の桜が咲き誇る3月下旬から4月上旬にかけて、さくらまつりが開催され多くの人で賑わいます。

また、亀池は、全国に21万ヵ所あるため池の中で、和歌山県内で唯一「ため池百選」に選ばれています。

亀池公園の桜

【亀池さくらまつり】2024年は3月31に開催。
桜の見頃時期は、3月下旬から4月上旬。天候にも左右されますが、例年3月末頃に満開を向かえています。

亀池公園のおすすめお花見ポイントは、駐車場からすぐの舞台が設置されている広場。

亀池公園では、ライトアップされた雰囲気たっぷりの夜桜も楽しめます。
ライトアップは桜の開花にあわせて行われ、期間中は18時から21時まで美しい夜桜を満喫できます。

公園敷地内の中の島には紀州徳川家の別邸「双青閣」が移築され、島へ通じる双青橋からの桜の眺めは格別の美しさです。

双青閣・双青橋

双青閣は、旧紀州藩主の徳川頼倫公が大正6年に徳川300年を記念して和歌山市の和歌浦東照宮の下に建てたものが昭和43年6月に現在の亀池公園の中島に移築されたものです。
平成16年11月に国登録有形文化財(建造物)に登録されています。

双青閣は中央に4本の通柱があり、その柱を中心として四方のすべてを吊り張りで組み立てられた天守閣や五重の塔と同方式で金閣寺、銀閣寺と同様の建物となっいます。