元和7(1621)年創建。
御祭神は徳川家康公と紀州藩初代藩主の徳川頼宣公。国指定重要文化財です。
絢爛豪華な社殿で有名で朱塗の楼門をはじめ、拝殿、本殿などの7棟が国の重要文化財に指定されている江戸時代初期の代表的な神社です。

紀州三大祭りといわれている「和歌祭」は、紀州東照宮・和歌の浦で行われ毎年5月17日(徳川家康の命日)に近い日曜日に行なわれる紀州東照宮の大祭の呼称です。 和歌祭は、和歌の浦に東照社が創建された翌年の元和8年(1622)に創始されました。

所在地〒641-0024 和歌山県和歌山市和歌浦西2丁目1−20
TEL073-444-0808
営業時間9時~16時
アクセス和歌山ICから約20分
駐車場あり(1時間300円、以後1時間超過は500円追加徴収あり)
ホームページhttp://kishutoshogu.org/

紀州東照宮は和歌浦にある1621年に創建された400年の歴史をもつ神社。
徳川家康の第10子・頼宣が父 家康を祀るために創建され、御祭神とりて徳川家康公、徳川頼宜公が、祀られています。

一つ目の鳥居をくぐると、両側に灯籠が並んでいて緑豊かな参道を進んで行くと長い階段と神門が見えてきます。この長い階段は108段あり、「侍坂」と呼ばれているそうです。1段1段の高さが高くて急なので登る前に躊躇してしまいましたが途中から手すりにつかまりながら進んで行きました。

階段である「侍坂」を前に躊躇してしまう方向けに、階段左側にも神門へと向かう「ゆるやかな階段」もあるので、安心。


登りきり神門をくぐるとベンチがあり、座って振り返るとなんと和歌浦が絶景なこと!神門が額縁のようで美しく、約400年前の人たちも同じ景色を見たのかと思うと感無量です。

絢爛豪華な社殿。社殿内には日光東照宮と同様、左甚五郎作の緋鯉真鯉の彫刻や狩野探幽の襖絵があります。これらは紀州東照宮の中でも特に必見。
本殿・拝殿の周囲にある彫刻や壁画について、神職の方や巫女さんに案内してもらいながらとても貴重なお話を聞くことが出来て、ゆっくりと拝観できました。
残念ながら撮影禁止なので、写真はありません。

社殿手前の社務所で御朱印やおみくじ、御守りなど購入できます。

駐車場が実質無料になる

拝観料:大人 300円、小中高生 100円
初穂料(御朱印):1,000円

社務所で拝観料を払う際に、駐車料金¥300の領収書を見せると、1人分の拝観料が無料となります。

駐車時間が60分を超えると500円追加になりますのでご注意を

和歌祭(5月第2日曜日)

江戸時代から紀州第一の祭と言われた紀州東照宮の「和歌祭」は、毎年5月17日(徳川家康の命日)に近い日曜日に行なわれます。別名、紀州の国祭や権現祭とも呼ばれ、紀州東照宮の創建当初から紀州徳川家が中心となって行われてきました。

行事の中心は、神輿渡御(みこしおろし)。白装束の男たちが神輿を担ぎ、108段もの石段を下る様は迫力満点です。かつては陸上だけではなく、海上にまで神輿が渡っていたと伝えられています。
その後、「渡御行列」が紀州東照宮を出発して和歌浦周辺を練り歩きます。この渡御行列は、宮司や力士・奉行・薙刀振り・鎧武者の他、舞姫に太鼓や笛などの「雑賀踊り(さいかおどり)」など全部で41の種目に分かれ、順番に歩きます。古式ゆかしく、紀州の武勇や心意気を表現したものとなっています。歩くコースも、和歌浦湾で捕れる新鮮な魚介類や水産加工品を直販価格で購入できるおっとっと広場、万葉集にも詠まれている片男波公園、古くから和歌の神様として多くの万葉人の信仰を集めてきた玉津島神社など名所ばかりです。

和歌祭と呼ばれているのは、東照宮のある山を和歌山(わかさん)といい、一山をあげてのお祭りということで和歌祭と呼ばれたとか、江戸時代に東照宮を口にするのは恐れ多いということで「和歌の御宮」と言い習わされていたことから、和歌祭(わかまつり)と呼ばれるようになった、などの説があるそうです。

すぐ近くの和歌浦天満宮にも足を運ばれては?

紀州東照宮のすぐ近くに和歌浦東照宮があります。学問の神様・菅原道真が祀られています。
こちらも同じく階段が急ですが、段数は紀州東照宮の半分ほどです。(緩やかな坂を利用することもできます)
紀州東照宮の駐車場から300メートル弱の距離になります。

和歌浦天満宮

紀州天満宮のすぐ近くに和歌浦天満宮があります。 和歌浦天満宮は学問の神様・菅原道真を祀り、太宰府天満宮、北野天満宮とともに日本の三菅廟といわれています。 階段を…