那智山の奥山、大雲取山から流れ出る本流にいくつもの流れが重なり合い、ついには原生林を切り裂くように落下しているのがこの「那智の滝」です。
水柱は落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mの名瀑で、日本三名瀑の一つに数えられています。銚子口の岩盤に3つの切れ目があって、三筋になって落下し始めるところから、「三筋の滝」ともよばれています。

所在地〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
TEL0735-55-0321
営業時間7時~16時30分
アクセス和歌山ICから約2時間45分
駐車場神社駐車場 30台 (神社防災道路通行料800円 必要)
ホームページhttp://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/waterfall.html

那智大滝(那智御瀧)世界遺産・国指定名勝

那智の奥、大雲取連山から流れている流水が大瀧となって、全山に那智48瀧と呼ばれる数の瀧があるとされていて、その中でもとりわけ落差が大きいものが那智御瀧です。
こちらの瀧は「一の瀧」とも称し、高さ133m、銚子口の幅13m、瀧壺の深さは10mあり、落下する水量は毎秒1トン程とも言われています。
この瀧の上流の比較的に近い場所に二の瀧・三の瀧と呼ばれる瀧があり、一の瀧から三の瀧までの3つの瀧を総称して国の名勝に指定されています。

瀧壺には不老不死の仙薬が沈められているとされることから、古来より那智の滝の水は延命長寿の水として知られており、今日も多くの方が水を求めて参拝されます。「御滝拝所舞台」と呼ばれる滝を正面から見ることのできる場所もあり、滝の水をいただくこともできます。

また、下流のすぐ近くには瀧修業で有名な文覚上人(もんがくしょうにん)が、この地で修業した逸話に因んで名づけられた文覚の瀧があります。
西行法師の「身につもる詞の罪もあらはれてこころすみぬる三かさねの滝」や高浜虚子の「神にませばまことうるはし那智の滝」など、多くの人々が思いを綴った和歌などが残っています。

この付近一帯は吉野熊野国立公園特別地域に定められ、周辺の山は那智原始林として国の天然記念物に選ばれております。

御滝拝所舞台 参入料
大人:300円 小中学生:200円 未就学児:無料
飛瀧神社社務所横より受付ができ、片道3分程度で舞台に進めます。
滝つぼの水は道中にある龍の口より流れており、こちらでは御瀧の水を用いて運勢を占えるおみくじをすることもできます。

御瀧本祈願所

那智御瀧や修験にまつわる神様をお祀りしている建物。
祈願所の正面には那智御瀧より見つけられた神霊石が安置されています。