熊野本宮大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成する大社。
神倉神社のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を勧進するため、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられています。
主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。境内には天然記念物に指定される樹齢1000年のナギの巨木があります。

所在地〒647-0081 和歌山県新宮市新宮1番地
TEL0735‐22‐2533
営業時間8時~17時
アクセス和歌山ICから約2時間40分
駐車場駐車場あり
ホームページhttp://kumanohayatama.jp/

熊野速玉神社のナギ

熊野速玉大社のナギの木平治元年(1159)に社殿の落成を記念し、平重盛が植えたものと伝えられています。基部の幹周りが約5.45m、目通りの幹周りが約4.45m、高さが約 17.6mの老巨木です。
樹幹の表面には縦溝がみられ、中軸をなす主幹がないことなどから、1株ではなく数株が合着して現在見る姿になったと考えられています。

熊野速玉祭(御船祭)

1000年以上続いてきた勇壮な早船神事
10月15日、16日に行われる全国熊野神社総本宮 熊野速玉大社の例大祭。
15日神馬のお渡りが行われ、16日神輿と神幸船で熊野川上流の御船島と御旅所へ渡御する御船祭りが行われます。夕刻、松明の灯りの中で有名な御旅所神事が行われます。

ご神体を乗せた神幸船が熊野速玉大社近くの熊野川の河原にある御旅所へ渡る神事で、9隻の早船が約1.6km上流にある御船島を3周する早船競漕を繰り広げます。
早船競漕は、神幸船を案内する船が速さを競ったのが始まりとされ、大社の上流にある御船島を3周する約2キロのコースで実施されます。

国重要無形民俗文化財。