道の駅「おくとろ」は、瀞峡上流である奥瀞(おくとろ)にある道の駅。
おくとろ公園の中にあり、公園内にはコンビニ、温泉、食事処、宿泊施設、テニスコート等があり、北山村をまるごと楽しむことができます。
温泉の露天風呂からの眺めがとても美しく、飲泉も可能です。

奈良県と三重県の境にぽつんと離れ島のようにある “北山村” ここだけは和歌山県で、これを “飛び地” と言います。
この世にも不思議な県境となる “和歌山県の飛び地” 勿論全国でここだけしかありません。

所在地〒647-1604 和歌山県東牟婁郡北山村下尾井335
TEL0735-49-2324
営業時間9時~17時
定休日:年中無休
アクセス和歌山ICから約2時間30分
駐車場あり
ホームページhttps://www.michi-no-eki.jp/stations/view/722

全国でもここだけしかない “和歌山県の飛び地” 

北山村 は山林の面積が97%という林業の村です。
その昔、切り取った木材は熊野川の支流である “北山川” を利用して筏(いかだ)を組み、熊野川を経由して海沿いの“新宮” まで運ばれていました。

明治4年の廃藩置県の際、和歌山、奈良、三重の県境を熊野川、北山川によって分けられました。
そうすると北山村は “奈良県” になるのですが、林業での繋がりで新宮との関係が深かった為に、村民の強い要望により、和歌山県に組み入れられたのだそうです。

ここへのルートでは、三重県を通って、再び和歌山県に入るという不思議な体験。

じゃばらの産地

特産品コーナーで販売されているのは約95%が「じゃばら」を使った商品。
「じゃばら」とは柚子と紀州みかんが自然交配した柑橘系の果物で、 今でこそ他県でも生産されていますが、かつては北山村だけで生産されていた門外不出の果物。
近年は花粉症抑制に効果があるとマスコミに取り上げられ、大変なブームになっています。
とにかく「じゃばら」を使った商品、その種類が凄い。
定番の「じゃばらジュース」「じゃばらキンディ」「じゃばら果汁飴」、 少し捻った「じゃばらゼリー」「じゃばらポン酢」「じゃばらドレッシング」、 「じゃばら饅頭」「じゃばら石鹸」まで、店内を「じゃばら」で埋め尽くされています。